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多生の縁.

投稿日2020/6/23


 
 例年、梅雨時の登下校の様子は、雨音をBGMに、色とりどりの傘の花が開いてひときわ賑やかで華やかなものとなります。
 
 しかし、今年は、と思いきや…
 
 避けるべき「三密」状態も、授業を終えた解放感も手伝ってか、花は花でも友人との取り留めのない「おしゃべり」の「花」が咲いているという状況は、いかんともしがたいものがあります。
 さらに、なかには持ってこなかったのか、無精して出さずにいるのか、あえてそうしているのか、身を寄せ合うように「相合傘」をして、これまた避けがたい「蜜月」状態の者たちも…。
 
 袖振り合うも多生の縁
 
 道でたまたま袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世からの深い因縁であると言われてきました。
 況や、この学び舎に集い結ぶこととなった「仲間」同士、分散登校とはいえ、すでに十分に打ち解けた者をや。
 
 「傘さしかけ合うも」「多生の縁」とばかりに「親密」さを感じさせる光景がそこかしこに目立ち始めた学校生活です。

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