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「記念歌」あれこれ 〜『それぞれの季節』編〜.

投稿日2020/4/17


 
 先日の『久我山讃歌』につづき、今日は、その10年後の平成の幕開けとともに、創立四十五周年を記念して制定された『それぞれの季節』をご紹介します。
 
 例年、始業もひと段落するちょうどこの時季、文科会館の縁に沿うように、鈴なりに連なる薄紅色の「海棠」の花が目に飛び込んできます。
 
 このたわわに花咲く景観が、なにゆえ女子部の校舎の窓外に広がっているのでしょうか。
 
 今は昔、昭和60年のこと。
 それまで長らく男子校の歩みを続けてきた本校が、中学に先んじてまずは高等学校に女子部を開設します。
 そうしたなか、当然のごとく心待ちされたのが、それまでとは異なる曲想の記念歌の誕生でした。
そして、ようやく女子部の卒業生も二期生までが巣立った平成元年、新たな時代のスタートに呼応するように、待望の『それぞれの季節』と題した創立四十五周年記念歌が生まれたのでした。
 
 それは、武蔵野の面影が色濃く残る本校のたたずまいを、優しいメロディにのせて、どこまでもたおやかな調べを奏でています。
 
 時は移り、その女子部発足当時、「創作ダンス発表会」と並んで、毎年の恒例行事であった「合唱コンクール」が、現在は中学の女子クラス合唱会と姿を変えて開催されています。
 その会は、参加者全員による『それぞれの季節』の合唱で閉幕するのが慣例となって、この記念歌は着実に今も歌い継がれています。 
 

   
  あの日ここから始まり
  いくつも季節を数えながら
  あの人にめぐり逢い
  あの人と語り あの人と生きた
  素晴らしいあの人と……
 
 この新型コロナ感染による、長い長いトンネルをみんなの頑張りによってなんとかくぐり抜け、無事に、かけがえのない「あの人」とめぐり逢うことのできる「あの日」が、一刻も早くおとずれますように……Ah
 
 

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