穏やかな好天に恵まれた中学1年生対象の〈校外学習〉。
この行事は、一学期に行われた〈久我山周辺地域探訪〉をさらに発展させた本格的なフィールドワークです。
その会場としている〈府中市郷土の森博物館〉は、かつて武蔵の国の要衝であったことを示す〈府中〉の「歴史」や「習俗」にはじまり、多摩川の流れがもたらした豊かな武蔵野の「自然」から「天文」に至るまで、学ぶ楽しさ満載の施設となっています。
また、この時期は、野外の小高い丘に広がる梅園もちょうど花の見ごろを迎え、あたり一面にその芳しい香りが漂っていました。その中には、5年前に府中市市制六十周年を記念して太宰府天満宮から寄贈された「飛び梅」の姿も。この機会にあやかって、学問の成就を願いたいところです。
さて、そんな行事の最後に実施されるのが、「修了試験」。クイズ形式で行われるこの関門をクリアしないと「解散」できないこともあってか、見学の際も懸命にメモをとる真剣な姿がありました。
とはいえ、そこは中学1年生。早春にふさわしい明るい笑顔がそこかしこにあふれた一日となりました。