閉じる

will,can,must × Do = Being @女子中学3年《続・働くということ》.

投稿日2020/1/24


  

 
特別授業「働くということ」シリーズ。
 
 先日の中学2年生に引き続き、本日は高校進学を目前にした中学3年生を対象に外部講師をお招きして貴重なお話をうかがいました。
 
   続・働くということ
 

    キャリア教育研究家
        橋本賢二氏
 

 目まぐるしく変化する時代の流れとこの国の行く末に照らして、今こそ、どのような学ぶ姿勢と生き方が求められているのか、確かな根拠に基づいた説得力溢れるアドバイスがたくさんつまったひとときでした。
  
 「時代」を見通すためには、まず「今」・「ここ」、そしてなにより「自分」をしっかり見つめ直すことから始めなければならないということ。
 さらに、何事においても視野狭窄に陥ることなく複眼的に広くその可能性を求めていく環境づくりが、社会に、そして学校にあってもいかに重要であるかということを再認識するに至りました。
 
 以下、印象的なお言葉から…
 
*「世の中というものは、究極的に『人』で動いています」
*「教科書で得ただけの『言葉』ではなく、自分の『ことば』で話さなければ人は動かじ」
*「『キャリア』とは、『自分』と『社会』との関係を前提にして『自分らしさ』を発揮することです」
*「世界の中で取り残される日本、急速に進む人口減少。生産力とエネルギーも低下する中、我々は変わらざるを得ないのです」
*「AIにより、仕事のうち14%がなくなり、32%がそれまでのやり方が変わることになります」
*「間違っても、AI・ロボットと人間はたたかうべきではありません。いかに一緒に働くか、その上で、あらためて人間でなければできない働きを模索しなければなりません」
*「これからの働き方は一様でなく、個々にクリエイティブで、いろいろな仕事をこなすマルチステージなものとなります」
*「成功パターンは、他人に作ってもらったり約束された道筋があるわけではく、自分自身がつくるものです」
*「これからは、今まで以上により高い人間性が求められます」
*「単一概念から複数の概念を大切に」
*「主体的に行動することが肝要です」
*「will・can・must…といった助動詞ではなく、これからは行動(Do)あるのみ。それにより、自分自身の在り方(Being)が見えてきます」
 
◆ まとめ
●大切なことは、選択肢を狭めないことであり、興味関心・好奇心を広くもつことです。
●基礎知識を身につける勉強については今しかできません。
●意味は自分の意思で作り、価値の最大化を目指しましょう。
●知識をどれだけ持っているかではなく、知識をどのように使えるかが重要です。
●世の中の様々な課題にどう向き合うか考えてみましょう。

 
(余 談)
 先日、皇居外苑の和田倉橋にて、かの古歌(※)でも名高い一羽の「都鳥」(ゆりかもめ)に出会いました。
 ※(名にし負はばいざ言問はむ都鳥 我が思ふ人はありやなしやと  在原業平)
 
 基本的に群れで暮らすと言われる「都鳥」。
 
 この一羽を
 群れからはぐれた「孤独」な存在とみるか
 それとも
 あえて群れずにたたずむ「孤高」の存在に感じられるか
  
 それは、観る者の側の
 今ここでの自分の心のあり様が試されているように思われます。

 

前の記事「紅富士」にあやかるように @男子部高校2年〈寒稽古〉
次の記事相手あっての物種 @男子部高校2年《武道大会》