女子部特別講座も新学期に入り、本格的に始動。
今日は、中学2年生が「華道」の「かたむけるかたち」について実習しました。
「主枝を生かすためにも客枝とのチームワークを大切に」
「花のためにも草がつかずはなれずの状態で」
一方、中学1年生は、「ことば」シリーズの中で、「朗読」に耳をかたむける時間となりました。
その題材に選ばれたのは、宮澤賢治の『よだかの星』。
かつては、小学校の教科書にも多く採られていたことのある作品ですが。
よだかは、いわばコミュニティーから徹底的に排除されることでかえって、虫などの自分よりもか弱い存在に気づくことに。さらにそうした他者によって自分が生かされていることにも思いがめぐります。加えて、その最期は、自分のもてる力を全て出し切って自己を表現したとの分析もなされてきました。
「花」も「鳥」も、そして私たち「人間」も、互いに生かし生かされる関係にあることをあらためて実感する「特別講座」となりました。