今日は、ひときわ天高く、気持ちのいい秋の一日となりました。
そんな中、前庭には、今年もその枝垂れた梢の先に《白花萩》が花開き、「お気づきあれ」とそよ風に揺らいでいました。
この花は、名誉校長、故佐々木周二先生の生まれ故郷に所縁の深い《宮城野萩》の変種なのですが、萩の中でも、ひときわ白さが際立ってその可憐さは親花以上かもしれません。
白露もこぼさぬ萩のうねり哉
芭蕉
その花言葉は「しなやかな心」とのこと。
葉上の露も落とさぬように秋風にそよぐ、しなやかな萩のその一瞬を、俳聖は見事にとらえているように思われます。
奇しくも、今朝は中学生が一堂に会して朝礼が催され、この夏の各種の部活動やコンクールなどの結果発表とその表彰が行われました。
「…この夏の結果は、必ずしも満足の行くものではありませんでしたが、
今後の課題も見つかり、さらにがんばって取り組みたいと思います!…」
(受賞者のあいさつより)
しなやかな心…
さらなる豊かな実りと成果を収めるためにも
ぜひとも持ち合わせておきたい心持ちかと思います。