今年で5年目を迎えた「富士御来光登山」。
在校生と、そのご家族(ご父母・ご兄弟)の希望者に加え、今年は校内合宿中にある高校男子バスケットボール部の面々がチームの結束を高めるためにということで参戦、さらに同窓会「久我山会」の会長さんも参加され、総勢68名が日本一の霊峰に登拝いたしました。
そうした参加者各々の思いが、高度順応を兼ねてお世話になった五合目の小御岳神社(卒業生が宮司)の神に通じたものか、仮眠をとった本八合の小屋(富士山ガイドホテル)からは天の河を時折流れる満天の星たちが翌朝のドラマを約束してくれていました。
そして、迎えた七月三十日、折しも梅雨明け初日の「御来光」。
たなびく雲間から待ち焦がれた私たちの心を射抜くように神々しいまでの輝きを見せてくれました。
その後、希望者は、浅間大社奥宮や最高地点(3776m)の剣ヶ峰を含む「お鉢巡り」に出かけました。
例年以上に残る万年雪に覆われた火口のダイナミックな景観や、雲上に浮かぶ南アルプス、さらには駿河国にのびる「影富士」などに感嘆の声をあげていました。