文科会館横の植え込みには、盛りを過ぎた記念樹の「山法師(ヤマボウシ)」の花が、それでもたくさん最後の燃焼を見せています。
しかし、その花のように見える部分は、その形状からも僧侶の尊いお姿を彷彿とさせるところですが、実際の小花はその剃髪した頭頂部分に寄せ集まっていて、あの「水芭蕉」や「花水木」も同じ成り立ちをしているのです。
ところで、この「山法師」の花言葉は「友情」とのこと。
まさに学校にふさわしい花といえましょうが、今日から折しも学校は「試験」期間に入りました。ひとたび始まってしまえば、「試験」という場は孤独な自分自身とのたたかいの連続です。
とはいえ、「もつべきものは…」とも。
いっしょに互いの不足を補い合うのも悪くはありますまい。
またライバルとして競い合うのもまたお互いの励みとなりましょう。
「『友情』とは二つの肉体に宿れる一つの魂である」 アリストテレス
どうか、良い意味での切磋琢磨を…。