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9分42秒.

投稿日2019/6/27


 
今朝、今年度初の〈災害避難訓練〉を実施しました。
 
前庭の芝に目を凝らせば、今年も本格的な梅雨の到来を告げる「捩花(ネジバナ)」が天に向かって螺旋型の小花をつけています。
そんな梅雨どきの間隙を縫うように、8時35分、サイレンが首都直下型の大地震の発生を告げました。
 

 
速やかに、各自机の下に頭を入れて身を守ります。
揺れのおさまったところで、静かに走らず押さずに…
次々に校舎外に出て高校グラウンドに二次避難です。
 
そして、大切な人員点呼を行います。
全校生徒、ならびに教職員が集結し、全員の無事が確認されるまでの時間は、地震発生の警報が鳴ってから「9分42秒」でした。
 

 
「訓練」でできないことは「本番」でもできない、とよく言われます。
しかし…
「訓練」でしようとしなかったことは「本番」でもやはりできない、あるいは
「訓練」でやらされたことは「本番」では到底できない、
というのが正しいのかもしれません。
 
この「9分42秒」という褒められるべき避難時間の陰で…
剥がれ落ちる危険性のある校舎の外壁の縁を平気で行列をなして歩いていた一団があったこと。
遅刻して教室に入れず正門付近から合流した仲間を積極的に迎え入れるクラスメイトの動きがなかったこと。
その寸前まで二次避難に使うグラウンドへの入り口を重い朝礼台が塞いでいたこと。
そして、なによりも…
そこかしこで教員が引導するという姿がまだまだ目立ち、委員をはじめとする生徒自身の主体的な動きがあまり見られなかったこと…等々
 
できれば避けたい、それでもいつ訪れるかわからない「本番」に向けた反省点がぎっしり凝縮した「9分42秒」でもありました。
 

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