毎年恒例となっている中学生対象の〈芸術鑑賞会〉。
今年は、劇団四季のミュージカル、CATSとライオンキングのいずれかを鑑賞しました。
ともに、同劇団を代表する色褪せぬ人気のロングラン作品です。
また、同劇団の一貫して変わらぬコンセプトとしての、舞台と観客席との一体感を求めた演出は、通路も含めた特設会場の隅々までと、幕が開く寸前から鳴り止まぬカーテンコールまでの全ての時間に浸透していました。
作品はもちろんそのストーリーは異なれど、いずれも、確かな「未来」を引き寄せるためにも「過去」に学びつつ、与えられた「現在(いまここ)」を懸命に生きること、その尊さと大切さを感じさせるステージであったろうかと思います。
人は誰しも「memory」(『CATS』より)を切り捨てることはできません。ならば、逃げることなくそれとしっかりと向き合いつつ、それでも辛い場に直面した時は……「ハクナマタ〜タ」(『ライオンキング』より)と笑って乗り越えたいものです。
ところで、受付をされていた劇団の方からこんなお言葉を頂戴したとのこと。
「(前売り)チケットをお忘れになったお客様に、
入場の際再発行するというのはよくあることですが、
その必要が全くなかったという団体様は、
記憶の限り初めてかもしれません。」
今日は、まさに「ハクナマタ〜タ」(「問題ない」スワヒリ語)な生徒たちだったようです。w